GW(ゴールデンウィーク)まるまるお休みをとれたので、前々からやりたかったノートPCの空き容量を増やす作業をやってみました。
自分のノートPC(Windows7)は1年くらい前にSSDを換装(128GB→275GB)したことがあります。
PC購入後すぐにとっておいたハードディスクのイメージバックアップを新しいSSDにコピーした時、換装前の容量(128GB)しかフォーマットしなかった(できなかった?)こともあり、下の図のように約137GBが未割り当ての構成になっています。
SSD換装後、1年くらいそのまま使い続けてましたが、Cドライブの残り容量が少なくなってきたので、ボリューム拡張を試してみたところ、Cドライブに隣接する場所に空き容量がないと拡張できないらしい。
上の図でいうと、ちょうど赤枠で囲んだ部分が隣同士にあればCドライブの容量を増やすことができるけど、休止パーティションに使っている16GBの部分が赤枠と赤枠の間に入ってるのがいけないようだ。
そこでいろいろとググってみた結果、「MiniTool Partition Wizard」というパーティション管理のフリーソフトを使ってる例がいくつかみかけ、自分もやってみたのでレポートにしてみました。
MiniTool Partition Wizardでの作業の概要
ざっくりと今回行った作業をまとめると、
1.休止パーティション(16GB)を一番右端にコピーする
2.コピー元の休止パーティションを削除し、Cドライブの右横に未割り当て領域がくるようにする
3.隣同士になったCドライブと未割り当て領域を結合しCドライブの容量を大きくする
って感じです。
それほど難しい作業ではないですが、失敗した時のために、バックアップは取っておいた方が絶対に良いと思います。
あと、自分の環境ではうまくいきましたが、自分は専門家でもなく、うまくいかないこともあるかもしれませんので、参考程度に読んでいただけると幸いです。
実際の手順
まず、「MiniTool Partition Wizard」をダウンロードします。
自分は窓の杜からダウンロードしました。
ダウンロードしたら任意の場所にインストールし、起動します。
インストールの途中で、「Avast Free Antivirus」のインストールが推奨されますが、自分には不要だったのでチェック印を外してインストールしませんでした。
以下、上記でざっくりと3つに分けた内容に分解して順を追って説明していきます。
1.休止パーティション(16GB)を一番右端にコピーする
①起動すると、下記のメニューが表示されるので、「ディスク&パーティションの管理」をクリックします。
②右端に動かしたい休止パーティション(16GB)をクリックするとオレンジ色にかわります(下図の赤枠)。次に右クリックすると「メニュー」が表示されるので「コピー」をクリックします。
③パーティションのコピーウィザードが立ち上がるので「次へ」をクリックします。
④もう一度コピー元となる休止パーティション(16GB)をクリックし、オレンジ色に変わったら「次へ」をクリックします。
⑤コピー先を指定します。今回は未割り当て領域にコピーするので未割り当て領域をクリックし、オレンジ色に変わったら「次へ」をクリックします。
⑥コピー先となる未割り当て領域の中のどの位置にコピーするか聞かれます。
今回はドライブの一番後ろ(=右端)に置きたいので、下図の真ん中少し下あたりにある「サイズ/位置」のところで、最初は左端に表示される休止パーティション(16GB)をクリックし、右端にドラッグしてコピー先の場所を指定し、「完了」ボタンをクリックします。
⑦これで下図の左側の赤枠に「休止パーティション(16GB)を一番右端にコピーする」工程の登録がされ、右側の赤枠部分にコピー予定のパーティションが現れます。
この時点では、まだパーティションのコピーは行われておらず、実行させたい時は下図左上にある適用ボタンをクリックすると実行されます。
自分の場合、ブログネタになるなと思ってプリントスクリーンをとりながら作業をしていたので、ここでは実行させず、この後続けて「コピー元の休止パーティションを削除」→「Cドライブと未割り当て領域の結合」まで一気に作業登録させました。
2.コピー元の休止パーティションを削除し、Cドライブの右横に未割り当て領域がくるようにする
次に、コピー元の休止パーティションを削除します。
削除したいパーティションをクリックし、オレンジ色になったら右クリックし「メニュー」を表示させ「削除」をクリックします。
これで下図の左側の赤枠に「コピー元の休止パーティションの削除」工程の登録がされ、削除したい休止パーティションの表示も消えます。
この時点では、まだパーティションの削除は行われておらず、実行させたい時は下図左上にある適用ボタンをクリックすると実行されます。
3.隣同士になったCドライブと未割り当て領域を結合しCドライブの容量を大きくする
これまでの操作で容量を大きくしたいCドライブと未割り当て領域が隣同士になったので、2つを結合し、Cドライブの容量を大きくします。
すぐにでも結合したいのですが、まずは未割り当て領域を新しいパーティションに割り当て、その後にCドライブと結合するという手順でやってみました。
3-1 未割り当て領域に新しいパーティションを割り当てる
未割り当て領域をクリックし、オレンジ色に変わったら右クリックして「メニュー」を表示させ、「新規作成」をクリックします。
パーティションの設定画面が表示されるので、必要事項を入力し「OK」ボタンをクリックします。
このパーティションは、この後Cドライブと結合させるので、パーティションのラベルは適当に、サイズは使える容量全部割り当てました。
気をつけたのはファイルシステムをCドライブと同じNTFSにすることくらいであとはデフォルトで表示されたままだったと思います。
これで「未割り当て領域に新しいパーティションを割り当てる」工程が登録されました。
この時点では、まだ「未割り当て領域に新しいパーティションの割り当て」は行われておらず、実行させたい時は左上にある適用ボタンをクリックすると実行されます。
3-2 Cドライブと結合する
3-1でつくったパーティションとCドライブを結合します。
Cドライブをクリックし、オレンジ色になったら右クリックし「メニュー」を表示させ「結合」をクリックします。
拡張したいパーティションを選びます。今回はCドライブを拡張したいのでCドライブをクリックし、「次へ」ボタンをクリックします。
Cドライブに結合したいパーティション(Gドライブ)をクリックし、「完了」ボタンをクリックします。
これで「CドライブとGドライブを結合する」工程が登録されました。
この時点では、まだ「CドライブとGドライブの結合」は行われておらず、実行させたい時は左上にある適用ボタンをクリックすると実行されます。
自分の場合、ここまでの工程を登録してから適用を押してCドライブの容量を拡張しました。途中で再起動を2回ほどしたので、うまくいくかヒヤヒヤだったですがw
再起動後、Windowsの管理ツールから確認してみます。
画面左下角の「Windowsマーク」をクリックし、メニューを表示させ、「コンピュータ」にカーソルを合わせて右クリックし、「管理」をクリックします。
「コンピュータの管理」ダイアログが表示されるので、左側のメニューにある「ディスクの管理」をクリックすると、未割り当て領域が消えてCドライブが236GBに増えていることが確認できました。
まとめ
Windowsの付属ツールでは隣同士になっていないパーティションを結合することができないため、フリーソフトの「MiniTool Partition Wizard」を使って結合してみましたが、画面の作りも直感的にわかりやすいように思います。
同じような状況に困っている方がいれば、試してみる価値は十分あると思いますよ。その時は必ずバックアップをとってから行ってください。